日本ロボットシステムインテグレータ協会

第4回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会
(略称:高校生ロボットSIリーグ)開催結果について

○ 県内外の高校20校(過去最多)が参加。うち県外は10校。
○ 競技部門の最優秀賞は、東京都立蔵前(くらまえ)工科高校(東京都)が受賞。
○ エキシビション部門の最優秀賞は、神戸市立神戸工科高校(兵庫県)が受賞。
○ 2日間の延べ来場者数は、17,605人(展示ホールC・D・Eの同時開催イベントの合計)

1 大会概要

【日  時】2025年12月13日(土)から12月14日(日)まで
       午前10時から午後5時まで(最終日のみ午後4時30分まで)
【場  所】愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)展示ホールD
【開催体制】主催:一般社団法人日本ロボットシステムインテグレータ協会、共催:愛知県
【競技内容】全国の高校生が、成果披露として、約8か月間かけて組み上げたロボットシステムの実演やプレゼンテーションを実施。
  (1) 競技部門(参加チーム数:12校)
    課 題:空きペットボトル・空き缶の自動分別にチャレンジ!
    ロボットメーカーから貸与されたロボットを使用して、ロボットシステムを組み上げ、時間内に獲得した得点や、システムとしての
    完成度等を競う。
  (2) エキシビション部門(参加チーム数:8校)
    テーマ:社会や暮らしを便利にするロボットシステム
    学校で保有するロボットを使用して、テーマに沿った自由なロボットシステムを組み上げ、来場者に実演し、主に来場者投票数を
    競う。


2 開催結果

(1)競技結果

受賞校
最優秀賞 【競技部門】東京都立蔵前(くらまえ)工科高等学校(東京都)
【エキシビション部門】神戸市立神戸工科高等学校(兵庫県)
優秀賞 【競技部門】愛知県立瀬戸工科高等学校(愛知県)
【エキシビション部門】愛知県立鶴城丘(かくじょうがおか)高等学校(愛知県)
特別賞 生産技術賞 【競技部門】京都府立工業高等学校(京都府)
高度技術賞 【競技部門】大阪府立東淀(ひがしよど)工業高等学校(大阪府)
ユーザービリティ賞 【競技部門】愛知県立愛西工科高等学校(愛知県)
アイデア賞 【エキシビション部門】山梨県立甲府工業高等学校(山梨県)
プレゼン賞 【エキシビション部門】熊本県立鹿本(かもと)商工高等学校(熊本県)
審査委員特別賞 【競技部門】九州産業大学付属九州産業高等学校(福岡県)

(2)延べ来場者数(期間中における展示ホールC・D・Eの同時開催イベントの合計)

12/13(土) 12/14(日) 合計
10,383人 7,222人 17,605人

                  競技会の様子                        表彰式の様子

【参考】同時開催イベント

  イベント名称 開催日程 会場
(Aichi Sky Expo)
1 World Robot Summit 2025 AICHI
あいちロボフェス
12月12日(金)~14日(日) 展示ホールC・D
2 第4回高校生ロボットシステム
インテグレーション競技会
12月13日(土)・14日(日) 展示ホールD
3 高校生バッテリーグランプリ 12月13日(土) 展示ホールE
4 第13回全国少年少女チャレンジ
創造コンテスト全国大会

【参考】競技会の主な特徴

(1)ロボットシステムインテグレーションをテーマとした、全国初の高校生の競技会
 全国の高校生による1チーム上限10名のチーム制(学年問わず)。
(2)約8か月かけた実践的な学びを提供
 参加チーム校は、4月から約8か月間かけて、各種講習会を受講し、ロボットシステムインテグレーションを学ぶとともに、授業や部活動などの時間を活用して、競技やテーマに沿った独自のロボットシステムを組み上げる。
(3)産官学が連携した取組
 高校生チームに対して、ロボットシステムインテグレータ(ロボット「SIer(エスアイアー)」)企業がサポーターとなり、ロボットの設置搬送や技術面等の伴走支援を行うほか、一部の高校が使用するロボットについて、ロボットメーカー4社(株式会社デンソーウェーブ、ファナック株式会社、三菱電機株式会社、株式会社安川電機)から無償貸与を受ける。
(4)ロボットSIer人材創出の成果
 第3回大会までの参加高校から、SIer企業等のロボット関連企業へ130名以上の就職実績あり。


【参考】一般社団法人日本ロボットシステムインテグレータ協会の概要

所在地:東京都港区芝公園3丁目5番8号 機械振興会館 B108号室
設立日:2023年4月3日(一般社団法人化)
目 的:ロボット・FA(Factory Automation)システムの構築等を行うSIerの共通基盤組織として、SIerの事業環境の向上及び能力強化に取り組み、SIerを取り巻く関係者間の連携を促進させることにより、あまねく産業における生産活動の高度化を推進し、我が国の産業の持続的発展と競争力の強化に寄与することを目的とする。